
最近、北海道大学の中垣先生が、迷路の最短距離を解く生きものとして紹介し、ユニークな科学研究に対し贈られるイグ・ノーベル賞を受賞したことで知られています。
こう見えても単細胞生物。移動することができ、環境に応じて胞子を作って飛散します。この写真も左下の黒い物体が胞子堆で、既に飛散した後でした。
粘菌の写真集もいくつか出版されており、伊沢正名さんの写真集を持っています。胞子堆がなかなかきれいでユーモラスなんです。小人の国の飾りのようで、写真を見るとメルヘンの世界です。
農業関係では、時に農作物の葉を覆ったりすることで問い合わせが来たりしますが、基本的に移動するし、湿ったところを好むので、ほ場を乾燥させることで出ていくと思います。
まあ、滅多にお目にかかることはありませんが。
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